タイム設定ワークショップ in 南三陸 〜「時の海 – 東北」プロジェクト〜

東北沿岸部エリアでワークショップを開催。第6弾は、南三陸町!

コロナ禍を経て、昨年より再開した対面でのワークショップ。今年は、ふたたび東北エリアを中心に、全国各地を実際に訪れ、それぞれの土地で出会った方々と直接の対話を重ねながら、様々な想いを傾聴していきます。

2023年9月22日(金)には、宮城県本吉郡南三陸町にある「南三陸311メモリアル」にて「時の海 – 東北」プロジェクトのタイム設定ワークショップを開催します。

「南三陸311メモリアル」は、地域住民の被災体験を記録した証言映像の展示などを通して、震災の経験、記憶を後世に継承することを目指した施設です。特徴的なのは、「もし自分がそこにいたら、どう考え行動するか」を来場者同士で対話しながら、防災について考えていく「ラーニングプログラム」があること。さらに、クリスチャン・ボルタンスキーの作品『MEMORIAL』や浅田政志の南三陸の住民の姿を捉えた『みんなで南三陸』プロジェクトの写真シリーズの常設展示など、アートや表現による記憶の伝承に取り組まれています。

こうした、人と人の対話、人の想像力を大切に育もうとする場所が、今回のワークショップの会場です。
タイム設定ワークショップを通して、東北への想いや一人ひとりの命への想いなど、宮島達男やご家族・ご友人、あるいは他の参加者と対話しながらじっくりと想いを巡らせてみませんか?
みなさまのご参加をお待ちしております。

【開催概要】

日時:2023年9月22日(金) 18:00~19:30
※定員に達したため申し込みを締め切りました。

会場:南三陸311メモリアル ラーニング・シアター
   (〒986-0752 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町200-1)
   https://goo.gl/maps/seGA5aSmoJR57ktE9

定員:40名程度
   ※定員に達し次第、申し込み締切とさせていただきます。

参加費:無料

参加条件:
小さなお子様から大人まで、プロジェクトの主旨に賛同いただける方はどなたでもご参加いただけます。
※お一人様につき 1 回のみの参加です。過去、本プロジェクトのタイム設定を行われた方はご参加いただけません。

参加方法:事前予約制

申し込み方法:Webの申込フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。

※お預かりした個人情報は、事務局にて厳重に管理し、本事業の運営およびご案内のみに使用いたします。

主催:
「時の海-東北」プロジェクト実行委員会、南三陸311メモリアル、一般社団法人南三陸町観光協会
 

▼「時の海 – 東北」プロジェクトとは?

「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」というコンセプトに基づき、デジタルカウンターを使った作品で知られる現代美術家・宮島達男が、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と震災の記憶の継承、これからの東北の未来を共につくっていくことを願い、東北に生きる人々、そして東北に想いを寄せる人々と協働しつくりあげるアートプロジェクトです。

「9〜1」とカウントする3,000個のデジタルカウンターが巨大なプールに設置される想定の作品は、3,000人の人々が関わり、LEDの数字のカウントするスピードを参加者それぞれが希望する時間に設定することでつくられていきます。2016年から東北を中心に全国各地でワークショップを重ねながら参加者と出会い、2027年の作品完成を目標に活動を続けています。
現在、参加者は2,284人となりました(2023年7月25日時点)。

▼「時の海 – 東北」タイム設定とは?

「時の海 – 東北」の3,000個の数字のLEDは、一つひとつが異なる速さで数字をカウントダウンしています。
「タイム設定」では、9、8、7、6 …と数字が切り替わる速さを、参加者の希望する秒数(0.2秒〜120.0秒まで)に設定することができます。
LEDの数字は、「9〜1」とカウントダウンし、「0」は表示されず暗くなり、また「9」に戻って、その動きを繰り返します。この数字の瞬きは、生命の永続性を象徴しています。

このワークショップは、タイム設定の秒数や東日本大震災にまつわるエピソードなどを宮島達男と参加者が共有する対話型のワークショップです。
参加者は、このプロジェクトのアーティストの一人として、タイム設定で一人ひとつのLEDに想いを託し、それらが集まって大きなひとつの作品となります。

【ワークショップの流れ】

  1. 宮島達男による「時の海 – 東北」の経緯や趣旨説明
    これまでの活動経緯や作品に込めたアーティストの想いなどをお話しします。
  2. タイム設定
    記入用紙にタイム設定の数字とその数字に込めた想いや東北へ寄せる想いを書き込んでいただきます。
  3. 宮島達男やプロジェクトスタッフ、参加者同士で対話の時間
    記入用紙の内容をもとに、数字やエピソードを共有します。
  4. 誰かの想いを聴く、共有する
    数字とエピソードを参加者全体で共有します。

※タイム設定の数字とエピソードの共有は、ご了承いただいた方のみ。
※新型コロナウイルス感染症対策を行い、安心・安全の運営体制にて実施します。ただし、感染症拡大の状況によっては、開催の延期または中止の可能性があります。
※内容は変更になる場合があります。

問い合わせ:
「時の海 – 東北」プロジェクト実行委員会事務局(有限会社宮島達男事務所 内)
TEL: 0297-21-7650
E-mail: contact@archive2023.seaoftime.org

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