姉妹作品『Sea of Time ’98』が生まれた地、直島 ——
2022年7月30日(土)、31日(日)に瀬戸内海に位置する「ベネッセアートサイト直島」で「時の海-東北」プロジェクトのタイム設定ワークショップを開催します。
これまで新型コロナウイルス感染症の影響を受け開催を取りやめていた、対面での「タイム設定」。
引き続き社会状況も鑑みながら、様々な地域を実際に訪れ、それぞれの土地でご参加いただく方々と直接対話を重ねながら行う対面でのワークショップを、今夏より再開します。
まず、今年第一弾の訪問地は、姉妹作品である『Sea of Time ’98』が生まれた地、直島。「時の海-東北」と同じく、ワークショップを開催してタイム設定をしていただいた、参加型の作品がある地域です。
「時の海-東北」プロジェクトのタイム設定ワークショップで大事にしていることは、参加者一人ひとりと宮島達男との対話の時間をじっくり持つこと。対話の中で、あの日の経験のお話やワークショップに参加しようと思った気持ち、そして、タイム設定のために決められた秒数とその数字に込めた想いなどを傾聴します。
東北への想い、一人ひとりの命への想いなど、宮島達男やご家族・ご友人、あるいは他の参加者と対話しながら、じっくりと大切なあの人へ想いを巡らせてみませんか?
ぜひ、ご参加ください。
▼「時の海-東北」タイム設定とは?
「時の海-東北」の3,000個の数字のLEDは、一つひとつが異なる早さで数字をカウントダウンしています。
9、8、7、6 …と数字が切り替わる早さを、参加者の希望する秒数(0.2秒〜120.0秒まで)に設定することを「タイム設定」と呼びます。
このワークショップは、参加者がタイム設定の秒数や東日本大震災にまつわるエピソードを宮島達男と参加者が共有する対話型のワークショップです。
参加者は、タイム設定を通じて一人ひとつのLEDに想いを託し、それが集まって大きなひとつの作品となります。
LEDの数字は、「9〜1」とカウントダウンし、「0」は表示せずに暗くなり、また「9」に戻り、その動きを繰り返します。この数字の瞬きは、生命の永続性を象徴しています。
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ワークショップの内容:
宮島達男による作品の説明の後、記入用紙にタイム設定の数字とその数字に込めた想いや東北へ寄せる想いを書き込んでいただきます。その内容をもとに、宮島がお話をお聞きします。
タイム設定の後、希望者の方と共に『Sea of Time ’98』の作品鑑賞のお時間も予定しています。
※新型コロナウイルス感染症対策を行い、安心・安全の運営体制にて実施します。
※内容は変更になる場合があります。
日時:
- 【終了】
2022年7月30日(土)13:00〜14:00(こども対象) - 【終了】
2022年7月30日(土)15:00〜16:00 - 【終了】
2022年7月31日(日)11:00〜12:00
※このワークショップは会期が終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました!
会場:
ベネッセアートサイト直島「本村ラウンジ&アーカイブ」
香川県香川郡直島町 850-2
参加費: 無料
ワークショップ終了後、ご希望者と共に、宮島達男と家プロジェクト「角屋」の『Sea of Time ’98』の鑑賞を予定しています。「角屋」鑑賞ご希望の方は、家プロジェクトの「共通チケット」または「ワンサイトチケット」が必要です。チケットは、ワークショップ会場でご購入いただけます。
※鑑賞チケットや料金など詳細についてはこちらをご覧ください。
参加条件:
小さなお子様から大人まで、プロジェクトの主旨に賛同いただける方はどなたでもご参加いただけます。
※7月30日(土)13:00の回は主にお子様とその保護者の方を対象に開催いたします。
※お一人様につき 1 回のみの参加です。過去、本プロジェクトのタイム設定を行われた方はご参加いただけません。
定員:各回30名程度 各回定員に達し次第申し込み締切とさせていただきます。
参加方法: 事前予約制
申し込み方法: 申込フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。
※お預かりした個人情報は、事務局にて厳重に管理し、本事業の運営およびご案内のみに使用いたします。