東日本大震災から12年。あの時、あの人のことを想う。
2023年3月11日(土)に東京・有楽町にある「YAU STUDIO」で「時の海 – 東北」プロジェクトのタイム設定ワークショップを開催します。
「時の海 – 東北」プロジェクトは、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」というコンセプトに基づき、デジタルカウンターを使った作品で知られる現代美術家・宮島達男が、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と震災の記憶の継承を願い、東北に生きる人々、そして東北に想いを寄せる人々と共につくりあげるアートプロジェクトです。
「9〜1」とカウントする3,000個のデジタルカウンターが巨大なプールに設置される想定の作品は、3,000人の人々が関わり、LEDの数字のカウントするスピードを参加者それぞれが希望する時間に設定することでつくられていきます。2016年から東北を中心に全国各地でワークショップを重ねながら参加者と出会い、2027年の作品完成を目標に活動を続けています。
現在、参加者は1,722人となりました(2023年2月6日時点)。
「時の海 – 東北」プロジェクトにとっても、都心部で多数の参加者と対面でワークショップを行うのは初めての試みです。また今回は、2021年秋のオンラインワークショップに続いて、手話通訳付きで開催します。
タイム設定ワークショップを通して、東北への想いや一人ひとりの命への想いなど、宮島達男やご家族・ご友人、あるいは他の参加者と対話しながらじっくりと想いを巡らせてみませんか?
皆様のご参加をお待ちしております。
▼「時の海 – 東北」タイム設定とは?
「時の海 – 東北」の3,000個の数字のLEDは、一つひとつが異なる速さで数字をカウントダウンしています。
「タイム設定」では、9、8、7、6 …と数字が切り替わる速さを、参加者の希望する秒数(0.2秒〜120.0秒まで)に設定することができます。
LEDの数字は、「9〜1」とカウントダウンし、「0」は表示されず暗くなり、また「9」に戻って、その動きを繰り返します。この数字の瞬きは、生命の永続性を象徴しています。
このワークショップは、タイム設定の秒数や東日本大震災にまつわるエピソードなどを宮島達男と参加者が共有する対話型のワークショップです。
参加者は、このプロジェクトのアーティストの一人として、タイム設定で一人ひとつのLEDに想いを託し、それらが集まって大きなひとつの作品となります。
【ワークショップの流れ】
- 宮島達男による「時の海 – 東北」の経緯や趣旨説明
これまでの活動経緯や作品に込めたアーティストの想いなどをお話しします。 - タイム設定
記入用紙にタイム設定の数字とその数字に込めた想いや東北へ寄せる想いを書き込んでいただきます。 - 宮島達男やプロジェクトスタッフと参加者の対話の時間
記入用紙の内容をもとに、エピソードを傾聴します。 - 誰かの想いを聴く、共有する
匿名で、記入用紙を代読し、数字とエピソードを参加者と共有します。
※記入用紙の代読は、許可をいただいた方のみ。
※新型コロナウイルス感染症対策を行い、安心・安全の運営体制にて実施します。ただし、感染症拡大の状況によっては、開催の延期または中止の可能性があります。
※内容は変更になる場合があります。
日時:
① 2023年3月11日(土)13:00〜14:00 ★手話通訳付き② 2023年3月11日(土)16:00〜17:00 ★手話通訳付き
※定員に達したため、お申し込みを締め切りました。たくさんのお申し込み、ありがとうございました!
会場:
YAU STUDIO(東京都千代田区有楽町1-10-1有楽町ビル10F)
※JR有楽町駅前すぐの「有楽町ビル」10Fが会場です。
参加費:
無料
参加条件:
小さなお子様から大人まで、プロジェクトの主旨に賛同いただける方はどなたでもご参加いただけます。
※お一人様につき 1 回のみの参加です。過去、本プロジェクトのタイム設定を行われた方はご参加いただけません。
定員:
各回50名程度
※各回定員に達し次第、申し込み締切とさせていただきます。
参加方法:
事前予約制
申し込み方法:
申込フォームに必要事項をご記入の上、送信してください。
※お預かりした個人情報は、事務局にて厳重に管理し、本事業の運営およびご案内のみに使用いたします。
主催:
「時の海 – 東北」プロジェクト実行委員会
協力:
有楽町アートアーバニズムYAU
問い合わせ:
「時の海 – 東北」プロジェクト実行委員会事務局(有限会社宮島達男事務所 内)
TEL: 0297-21-7650
E-mail: contact@archive2023.seaoftime.org